よくわかる放射能測定器

スピーディ(Speedi 緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)

 スピーディは、原子力発電所などの放射性物質を扱う施設が事故等を起こして、その結果放射生物質が放出されまたはその恐れがある場合に、放射性物質の大気中への拡散を予測するシステムです。
今回の福島第一原子力発電所の事故でも、この予測システムは稼働して、その結果も出ていたようですが、公開されたのはずっと後の事でした。

 

 原子力災害対策本部事務局(原子力安全・保安院)におけるSPEEDI計算図形一覧(平成23年3月11日~16日)(http://www.nisa.meti.go.jp/earthquake/speedi/erc/speedi_erc_index.html)が公開している資料によりますと、
3月15日の予測結果では、ヨウ素の3時間積算値が原発から40km地点で、1mSv程度、20kmの地点で10mSv程度と読み取れる図が多くあります。
1mSv(ミリシーベルト)は、一般の人の一年間の積算被曝量で、3時間積算でそれもヨウ素のみで1mSvとはヨウ素剤の配布と避難以外は考えられないほど危険な量だと考えられます。

 

 また、ヨウ素だけに限っても、一時間あたり10^15(10の15乗)Bqのオーダーで放出しているという予測もあわせて載っています。
これは、2007年の地震で東電の柏崎刈羽原発が漏洩させた放射能の総量が、10^9Bq程度であることと考え合わせると、事故の過酷さが理解できます。

 

 実際、この予測図を見た専門家は、すぐにチェルノブイリ原発の事故の結果を思い浮かべた事と推察されます。なぜならば、スピーディの予測通りであれば急性放射線障害はともかくも、晩発性の放射線障害は必然的に起こると考えられるからです。
このことがすぐに公表されなかった理由なのかは不明です。

 

放射能が生活に及ぼす影響が気になっている方は以下のようなサービスをご利用されてみてはいかがでしょうか。
サービス概要 - 放射能測定

 

簡易的に放射能を測定してくれるというサービスのようです。